「大工・川原家と教会堂建設」展 解説 – 3

大浦天主堂と江袋・出津の教会堂

初代・久米吉さんが関わった代表的な教会堂が、大浦天主堂です。1864年に完成したこの教会堂は、日本のキリスト教復活の象徴です。

久米吉さんは、他の大工たちと建設に参加しました。のちにキリシタンであることが知られ、捕らえられた記録も残っています。

江袋教会堂は1882年の建設で、木造の現役教会堂としては最も古いものです。外から見た姿は、まるで民家のようです。
しかし内部は正面に祭壇があり、三廊(さんろう)式、リブ・ヴォールト天井の正統的な教会堂の姿です。大浦天主堂の経験が生かされています。

同じ頃に建てた出津教会堂は、最初は江袋教会堂と似た姿でした。10年後、20年後に行った増築を経て、現在の姿になりました。