「ブドウと会話できますよ、私は。ブドウと話しながら作業してる」
一瀬さんは、出津地区の牧野でブドウを栽培する専業農家です。ブドウ栽培を始めたお父さんが3年後に急逝し、やりたくないと思いながら引き継ぎました。
それから約50年、今では品評会の上位常連で、今年も金賞を受賞。「ブドウは手をかけたらかけただけ応えてくれる」と、日々休みなく畑に立っています。
「ブドウづくりには『やれやれ』と思う時間はないんですよ。一年中、仕事」
「農閑期はない」と冬の間も毎日のようにブドウの手入れをする一瀬さん
繁忙期の7月8月も、一瀬さんはブドウを収穫するとともに木のケアを行っています。採るだけ採ってほったらかしにすると、翌年いいブドウがならないからです。
特にシャインマスカットのような種なし品種は、ある程度力を蓄えないと実がうまく育ちません。
そのため12月頃まで古い葉をできるだけ多く残し、無駄なエネルギーを消費する新しい脇芽を摘み取ります。そうして翌年に向けて養分を貯蔵させるのだそう。
一瀬さんは収穫しながら来年のブドウづくりを行っているのです。
「ブドウは鮮度勝負」
市場経由の場合、ブドウが消費者に届くまでに早くて3日かかります。
できるだけ新しいものを食べてもらいたいと、一瀬さんは『道の駅夕陽が丘そとめ』などの直売所へ直接出荷。
お盆前には朝採れを出しているそうです。



